研究課題
デライトデザインプラットフォームとは、魅力品質を作りこむ設計環境
▲デライトデザインプラットフォームのイメージ図
構想設計から詳細設計まで、シームレスな設計環境を実現
1.感性データベース
音、形、触感など、製品のもつ物理属性を元に、ユーザーの感性を刺激する指標を抽出します。さらにその感性指標と、ユーザーの魅力を表す指標との間の関係を表現するデータベースを開発します。これによって、製品の魅力品質の設計や評価を行います。
2.感性モデリング
感性DBを、MBD(Model based Design)のモデリングライブラリとして実現し、デライトデザインの上流段階を構成します。MBDに、従来の機械要素や電気要素に感性要素が加わることになり、ユーザーが手軽に感性設計を行えるようになります。
3.感性統合化
MBDでデザインしたものを詳細設計にシームレスに繋げるために、MBDと機械系CADや電気系CADを統合する技術を開発します。それにより、上流の構想設計から下流の詳細設計まで、一気通貫した設計環境を実現します。
4.感性リバース
上記の流れとは別に、現物を起点とした感性モデリングも有益です。製品の3D CADモデル、または製品の現物から、感性モデルを作成する作業を支援する技術を開発します。
早期の実用化・普及を目指した開発と推進体制
●プロジェクト体制
研究開発責任者: 鈴木宏正(東京大学)
実施機関: 東京大学、(株)図研、ラティス・テクノロジー(株)
実施期間: 平成27年度~平成30年度(予定)
プロジェクトの活動
- ★協力パートナー募集
- 本技術を各種の製品設計に展開したいと考えております。ご協力いただけるパートナーを募集しています。
- ★デライトデザインスクール
- デライトデザイン技術に関するセミナーを定期的に開催しています。
- ★デライトデザインコンソーシアム
- デライトデザインに関心のある企業・技術者のためのフォーラムです。