delight

SIP (Cross-ministerial Strategic Innovation Promotion Program)
Innovative design/manufacturing technologies
Delight Design Platform Project

革新的デライトデザインプラットフォーム技術の研究開発

研究概要

内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)/革新的設計生産技術、革新的デライトデザインプラットフォーム技術の研究開発
管理法人 新エネルギー/産業技術総合開発機構(NEDO)

研究機関

  • 委託先 国立大学法人 東京大学
  • 再委託先:株式会社 図研、ラティス・テクノロジー株式会社

研究期間

2014年~2018年(予定)
契約管理番号 14101834-0

研究開発の主旨

 日本のものづくりは、「きちんと作る」「安く早く作る」といったあたりまえ品質性能品質がこれまで重視されてきました。しかし、グローバル化が進む中、低価格の海外製品には対抗できなくなっています。

 これからのものづくりを考える時、心地よい製品、ワクワクする製品というような、感性的、感動的な製品の実現が鍵となります。つまり魅力品質が求められるようになっているのです。言いかえれば、買いたくなる製品を開発する力をつけることが競争力を高めるうえで必要であり、高付加価値化された新たな日本のものづくりのスタイルを確立することが急務です。

本プロジェクトで提案する「デライトデザインプラットフォーム」(DDP)とは、魅力品質を作りこむための設計環境です。魅力品質を構想設計に取り込み、詳細設計まで一気通貫で行うことを目指すDDPは世界初の取り組みです。また、国産の設計システムの上に開発することによって、魅力品質による新しい価値創造のものづくりを広く普及させることを目指します。

【DDPを実現する背景技術】

① MBD (Model Based Design)

  • ・製品の全体構造を俯瞰できる。
  • ・製品の機能や構造を抽象的に表現できる。
  • ・メカ、エレキ、ソフトを統合的に表現できる。
  • ・モデルを使ったシミュレーションができる。

② 感性設計技術

  • ・ユーザーの感性に関する分析や、それに基づく設計技術。
  • ・製品の持つ色や形などの特徴パラメタと感性パラメタの関係を解析し、感性設計を行う上での指標を導出。
  • ・個別的、独立的に行われており、一般の設計者が使えないのが課題。

③ 3D CAD、回路設計CAD

  • ・機械部品や組立品の3次元モデルを構築したり、電気回路や基盤の設計を支援するシステム。
  • ・現在の設計では必須のものとなっているが、構想設計など上流の設計プロセスの支援が不十分。
  • ・改良設計や繰り返し設計では有効であるが、設計者がシステム任せで設計をしがちになり、原点に帰った設計を阻害する。

④ リバースエンジニアリング

  • ・既存製品をデジタル化し、その特徴量を抽出すると共に、デジタルデータを用いて設計や解析に利用する技術。
  • ・特に製品を丸ごとスキャンできる産業用X線CT装置を活用して、リバースを効率良く行う技術が不足。
  • ・音やその他の特性の計測データも統合することによって、感性に関わる製品挙動や属性をリバースすることが課題。